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世界製薬企業の売上高ランキング、活発なM&Aで大幅な変動
2月17日付の仏経済紙レゼコーは、活発なM&Aにより世界製薬企業ランキング(売上高)が2009年に大きく変動したと報じている。仏製薬最大手のサノフィ・アベンティスは2009年売上高が402億ドルと前年比で6%増、また英スウェーデンのアストラゼネカも328億ドルと4%の増収を果たしたにもかかわらず、他社のM&Aにより各々6位と7位へと順位を下げ、トップ5から脱落した。トップの米ファイザーは2009年に米ワイズを680億ドルで買収し、2位との差を更に広げた。ファイザー単独での売上高は454億ドルで、これにワイズの売上高224億ドルを加えると678億ドルの売上高に達する。英グラクソスミスクライン(売上高442億ドル)は米バイオ大手ジェネンテックを完全子会社化したスイスのロシュに2位の座を奪われ、5位に後退した。ロシュはジェネンテックの完全掌握により売上高が464億ドルとなり、ランキングが4位上昇した。シェリングプラウを買収して、売上高を459億ドルに引き上げた米メルクが大躍進して3位に。スイスのノバルティスは売上高443億ドルで、これまでの3位から4位へと後退した。
なおトップ5社のうち4社は、純利益がほぼ80億ドルと横並びになっている。ただし3位のメルクは、特別要因により純利益が前年比64%増の130億ドルに達した。これは、買収したシェリングプラウとの合弁会社から75億ドルの資金を引き上げたことと、サノフィ・アベンティスとの合弁の動物用医薬品メリアルの保有資本をサノフィに4億ドルで売却したことに拠る。純利益で見ると、サノフィ・アベンティスは72億ドル(前年比36%増)、アストラゼネカは75億ドル(同23%増)で、トップ5社との差はそう大きくはない。なお、8位につける米アボット(売上高308億ドル)がソルベイ(ベルギー)の製薬部門(同29億ドル)買収を完了したことで、次回ランキングでは、アストラゼネカを追い抜くことが確実視される。(2010-02-17)
弊社刊『欧州レポート』1010号より転載
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