数字で見る欧州
拡大する財政赤字の補填を強いられる欧州諸国の国債発行が急増している。投資調査会社Dealogic の調べによると、2010年の年初から2月19日までのEU諸国の起債総額は2200億ユーロに達し、前年同期比で24%増加した。国別には当然のことながら仏独伊英の4大国がこの順序で上位を占めた(仏400億ユーロ、独358億ユーロ、伊317億ユーロ、英241億ユーロ)。
注目のギリシャは1月26日に一回の国債発行を行っただけだが、起債額は80億ユーロで8位につけた。市場の不信感にもかかわらずこの時の応札倍率は3倍に達した。同じく財政問題を抱えるポルトガルが2月10日に30億ユーロの起債を行った際にも応札倍率は4倍だった。各国が競って起債しているにも拘らず、全体として欧州諸国の国債発行は好調である。
なお、アリアンツグローバルインベスターズのエコノミストによると、EU加盟国中で英仏を含む7ヵ国で公的債務残高のGDP比率が90%を超える見通しだという。マーストリヒト条約や安定成長協定の規定ではこの比率を60%以下に抑えることが義務づけられている。(2010-02-24)
弊社刊『欧州レポート』1011号より転載
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