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欧州委、EU加盟国の財政協調について大胆な新提案
EUは5月10日未明に、ギリシャ財政問題に端を発する信用不安対策として、7500億ユーロ規模の緊急融資制度を決定したが、同時に、安定成長協定を強化し、ユーロ圏諸国の財政協調を推し進めることで、新たな危機の発生を防止する方針を再確認した。こうした方針に沿って、欧州委員会は5月12日、一連の提案を行った。
委員会は特に、EU加盟国が各年度の政府予算を策定する過程で、EUレベルの審査を受けることを提案し、これが物議を醸している。委員会は予算案の策定に早期調整を行うことで財政協調を強化するのが狙いと説明している。
同案によれば、各国政府は予算の原案を春に欧州委に提出し、委員会はこれを審査した上でEU財政相理事会の検討に委ね、意見を求める。各国議会による予算案の審議はこうした一連の手続を経た上で行われることになる。このようなEUの「干渉」については、スウェーデン政府が早くも反対を表明。各国議会の反発も予想される。
なお、グラフは財政面で最も不安の強い南欧3 ヵ国の財政赤字と公的債務残高を示したもの。(2010-05-14)
弊社刊『欧州レポート』1022号より転載
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