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2012年01月27日 金曜日
朝一番カルフール、CEO交代の報道で株価急騰
仏食品小売大手カルフールのCEO交代が26日に報じられた。市場はこの報道を歓迎、同日にカルフール株価は7.46%の大幅上昇を記録して引けた。カルフールでは3年前に、主要株主であるアルノー・グループ(高級品大手LVMHのアルノー会長がオーナー)とコロニー・キャピタル(投資ファンド)の肝いりで、スイスの食品大手ネスレ出身のオロフソン氏(スウェーデン人)がCEOに就任したが、それ以来で同社業績は悪化の一途を辿っていた。仏国内市場では厳しい競争に直面、大型店の新コンセプト「プラネット」も不発に終わり、経営が傾いている。2011年に売上高は915億ユーロ、プロフォーマベースで1.6%の減収となっており、営業利益も20%の減益になる見通しで、同社株価は2007年以来で66%近く低下している。報道によると、新CEOには流通グループの仏ビバルトのジョルジュ・プラサ氏が就任する。ビバルトは靴や衣料の販売チェーンを展開、流通業界での経営手腕は高く評価されている。ただ、ビバルトは現在、LBOファンドの傘下にあり(チャターハウス、サガードなど)、プラサ氏自身も株式の10%(評価額は1億ユーロとも言われる)を握っている。LBOファンドの傘下にある企業の経営陣引き抜きには困難が伴うが、チャターハウスなど株主がカルフールに出資する可能性も取り沙汰されており、今後の展開が注目される。
日刊メディアダイジェストソニア・リキエル、香港のフン・ブランズが買収へ
仏アパレルブランドのソニア・リキエルは近く、香港のフン・ブランズ(Fung Brands)社に80%資本を売却する。従業員代表は25日にこの売却計画を承認した。リキエル一族は20%資本を維持、売却後も経営陣に留まり、親会社の支援を受けて国際進出を強化する。ソニア・リキエルは、家族経営・独立系のブランドとしてフランスに残る最後のメゾンの一つ。黒字経営が続いているが、2011年の売上高は前年並みの9000万ユーロに留まった。売上高の半分以上が仏国内に偏っており、国際展開の強化により、5年から6年後をめどに売上高の倍増を狙う。フン・ブランズは、香港の商社大手である利豊(リー&フン)の株主である豊一族が経営する。仏ロベール・クレジュリー(靴)とベルギーのデルボー(バッグ)の過半数資本を所有するが、いずれも創業者一族が出資を維持、経営陣に残っており、ソニア・リキエルも同じ方式で買収する。買収後の会長には、ルイ・ヴィトンやセリーヌで経営者を務めたフランス人のジャンマルク・ルビエ氏が就任、現在のナタリー・リキエル会長は副会長に就任する。「ソニア・リキエル」と「ソニア・バイ・ソニア・リキエル」の2ブランドを維持、革製品と靴の強化を図る方針。
| パリ為替(対ユーロ) | 26日 | 25日 | |
| USドル(US$) | 1.3096 | 1.312 | |
| ポンド(£) | 0.8355 | 0.8376 | |
| 円(¥) | 100.90 | 101.86 | |
| スイスフラン(CHF) | 1.2059 | 1.2085 | |
